KIRIN KIKI
- 2018/09/18
- 21:59
樹木希林さんが天に召された。
鹿児島の医療機関で自由診療による標準外療法としての放射線治療を受けながらずっと元気に仕事を続けていたのだが・・。
報道によれば知人宅で転倒骨折し寝込んでしまったとの事だがこれが状態を悪化させたのだろうか。
先日見た「きょうの健康」で放送された内容を紹介すると、
高齢に伴い人の筋肉は減少して行き、転倒や骨折の危険性が増加する。
また、筋肉は血糖の管理や免疫機能を司るなど様々な機能を持つが、
筋肉が減少すると糖尿病を誘発したり抵抗力を低下させ死亡率を高めるというのだ。
そして寝込んでしまうとなると筋肉は更に急速に減少して行くと言う話も聞いた事がある。
例えば健康な人であっても、ベッド上で安静を続けていると、下肢の筋力は3週目で60%も低下すると言われているのだ。想像をはるかに超えたスピードである。
この筋肉減少(サルコペニア)をチェックする方法の一つとして、
椅子の上に座り利き足でない方のふくらはぎの最も太い部分に親指と人差し指で作った輪を巻きつけ、どれぐらい筋肉が細くなっているかを見る。
番組では最後に必要な予防法として、
タンパク質の摂取、運動、社会参加が大切であるとした。
希林さんの最後までの女優としての社会参加活動が癌抑制に大きな効果をもたらしたであろう事は想像に難くないが、寝込んでしまった事で免疫力が落ちたのだとしたら本当に悔やまれる。
本人は達観していたようだが、ファンの私としては80代の名演技振りもまだまだ見せ付けてほしかった。

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